【文化祭のこだわり】第9回

垂れ幕のおはなし

 こんばんは。あと文化祭まで3日となり、私たち装飾部門の作業も佳境に入ってきました。

 今回は忙しい部門長にかわり、私が今回のブログ「文化祭のこだわり」を書いていきたいと思います。

 今回のテーマは「垂れ幕」。ゲートと並んでこの部門のメインとなる装飾のひとつです。

1.そもそも垂れ幕って??

 垂れ幕は、学校の正門から入って正面の校舎の壁にかかっています。

 ロータリーのキンモクセイの奥にあり、少し見えづらいですが私たちの相当の努力が詰まっています。その作業について説明する前に、垂れ幕の説明をしていきます。

 まず垂れ幕と聞いて皆さんが想像するのは縦長の布でしょうか。他校の文化祭やスーパーのセールの日によく見かけるものですね。

 本校のものはそれとは異なります。もらってきた垂れ幕を横にしてつなぎ合わせて、およそ5メートル×15メートルの布を作ります。それに絵を描くのです。以下が去年の写真です。

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 では私たちの「こだわり」および努力、そして苦労についてお話していきます。(少し愚痴っぽくなってしまうかもしれませんが…)

2.垂れ幕の布ができるまで

 前述のとおり垂れ幕をもらいに行きます。専門店で使用済の布をいただき、それを抱えて歩きます。

 人一人分の大きさの布を抱えて東京のど真ん中を歩き、山手線に乗り学校に帰ります。人々から奇異の視線を向けられながら…。

 さて、それを縫い合わせる作業です。期末テストが終わり午前授業になった時を利用して、幹部のみで縫い合わせを行います。

 昨年度から業務用ミシン4台で縫い合わせをしています。布の幅が広いため、ただ単純につなぎ合わせると、垂らしたときに風圧で破けてしまいます。そのため、いちいち縫い返しをしていきます。

 また、布に負担が多くかかる場所は、布の厚さを二倍三倍にして強度を増します。この縫い合わせが不十分だとたいへん危険な事態が起こってしまいます。垂れ幕下は人が多く通るため、万が一布がさけて落ちると、人にぶつかりけがをさせることにつながってしまうかもしれません。

 そのため、何度も丁寧に縫い直し、先日の試し吊りではつりさげることができました。当日は安心して垂れ幕の下を通っていただいて大丈夫です。

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3.垂れ幕の絵を描く

 

 そして夏休みには、装飾委員とともにペンキによる塗りを始めます。デザインを広報部門からもらい、それと同様の絵を描きます。

 もちろん私たちには一人も画家はいないので、そのまま垂れ幕に絵を描くわけにはいきません。そんなことをしてしまったら絵が歪んでしまうし、同時に一人までしか作業できません。

 そこでどうするかというと、google map と同様の手法を取ります。つまり、垂れ幕を1メートル×1メートルの四角に分割し、それぞれの四角にそのマスに対応する絵を描いていくのです。

 広報の人達に元の絵を実寸大で印刷してもらうわけにはいかないので、定規で測って、それを拡大して、指金で座標を取る作業をします。それらをペンで結びます。

 この作業はゲートのものと似ているように思われますが、違うのはここからです。垂れ幕にはマスキングテープが張れないのです。そのため直線はすべて筆および刷毛ですべて表現しなくてはなりません。

 極めつけは文字です。

 間違えては塗り直し、間違えては塗りなおし。これを繰り返します。これがこだわりかもしれません。

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 加えて自分の納得のいく色ができるまで、黄色、赤、青、白、黒のペンキを混ぜます。これが正直つらいです。塗った時と乾いた後では色の濃さが変わってしまうし…。

 こんなことを言っていても伝わらないと思うので、ここでクイズのお時間です。(サイト作成者がそれっぽくしてくれでしょうか… [作成者注:できませんでした…])

 緑を作りたい時どうしますか?たぶん多くの人が青と黄色を一対一で混ぜると答えるでしょうね。

 残念でした。正解は青:黄色:白=1:50:20くらいです。僕のおおよその感覚ですが…。

 青と黄色を1:1で混ぜた時期が僕にもありました。その場合色はエメラルドグリーンになります。正直意味が分からないです。そこが面白いところでもあるわけですが…。

 逆に言えば同じ色が二度とできません。原色の色はほとんど使わないですし…。

4.終わりに

 必要な木材の長さを書きだし、3日ほどかけて切り出しました。

 切り出しは意外と楽なのですが、大変なのが塗装です。広報部門に創ってもらったデザインをもとに塗っていきます。ペンキによる色の再現や境界線を書くという技術が必要とされ、時間がとてもかかります。

 前々日準備の際にゲートの土台を組み立てたあと、最後の修正にかなりの時間をかけ仕上げます。

 当日、皆さんが間近で見てもきれいだな、美しいな、と感じるような完成度を目指していきます。

5.当日

 生の声を聴いてもらうという企画の本ブログですが、堅苦しい文章になってしまった(?)ので生の声っぽく「終わりに」を書かせてもらいます。

 まず垂れ幕を見てください。少し見えづらいですがお願いします。顔にペンキの色を付けて(色気は付きません)頑張って作りました。

 あと、文化祭来てくださいね。来てくれないと垂れ幕見えないので…。