【連載】『文実の仕事』第6回

審査部門の仕事

 皆さんこんにちは!審査部門長です。

 今回のブログでは、文化祭の「賞」に関わる審査部門の紹介をさせていただきます。

1. 審査って?

 文化祭で出し物をする!といっても、何か大きな目標がなければ力を合わせるのはなかなか難しいものです。このため、優秀な団体に賞を授与する「審査」という制度が本校文化祭には古くからあります。

 賞によって生徒の頑張りを称えるとともに、文化祭へのモチベーションや競争力を高めることが主なねらいです。

2. 審査委員会って?

 さて、「文化祭の賞」で一般的なのは、やはりお客さんによる投票でしょう。

 しかし、来場された方が全部の団体を見て回れるわけでもありませんし、各々が自分の好きな団体に投票してしまうわけですから、「質の高いもの」より、単に「人気のあるもの」に賞が偏りがちです。

 このため、客観的な目線で各団体を見て回り評価する「審査委員会」という第三者委員会が置かれています。

 そして、この審査委員会を運営・補助するのが「審査部門」なのです。

3. 審査のシステム

 例年審査委員会では、文化祭に参加する団体を「展示」「演劇」「パフォーマンス」の3種類に分類しています。そして、これらをさらに細分化し、委員全体を「中学展示」「高校展示」「中学演劇」「高校演劇」「パフォーマンス」の5つの部門に分けて審査を行います。

 これに加え、各団体が掲示する「宣伝物」も審査されます。ポスター、立て看板、外装の3つが対象です。

 もちろん、来場者の方の人気投票も実施しています。最も多くの票を獲得した団体には「大衆賞」が贈られます。

4. 審査委員会の仕事

審査基準

 「審査をする」と一口に言っても、漫然と見て回っただけではどれが1位かを判断するのはなかなか難しいです。このため、あらかじめ「どういった団体を高く評価するか」の枠組みをひととおり決めています。これが「審査基準」です。

 年度によって内容は異なりますが、例えば展示の説明の一貫性や、演劇であれば照明・音響など、パフォーマンスではいかに斬新であったか、といったことが基準になった年もありました。

 今年はこの「審査基準」を一新させ、基準の一部を公開したり、各団体の希望するアピールポイントを基準に組み込んだりと、より公正な審査ができるようさらなる工夫を加えています。

文化祭当日

 文化祭の1日目、2日目を使って、担当する団体を回り、記録を取るなどして審査を行います。部門ごとに分かれているとはいっても、それぞれの団体をしっかりと見なければならないので、なかなかに仕事はハードです。多い人では6時間越えのシフトが入ることもあります…。

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 当日の審査委員はこんな腕章をつけています。たいてい審査に没頭していますので、見かけた際にはそっとしておいてあげてください…(笑)。

 また、校門付近で大衆賞投票の受付をしているのも審査委員です。お帰りの際にはぜひご投票ください!

審査会議

 文化祭2日目の放課後、中夜祭で盛り上がるステージをよそに、校内の片隅でひっそりと「審査会議」が開かれます。

 各自が2日間で見た団体の情報を共有し、どの団体が最も優秀か、熱心に議論を重ねます。全団体の賞が決まるため、審査委員会にとって最も重要なイベントといっても過言ではありません。毎年数時間にもわたる激論の末、栄えある受賞団体が決定されます。

 このような客観的な評価と綿密な議論によって、公正な審査が担保されているのです。

審査講評

 さて、賞を決めただけでは審査委員会の仕事は終わりません。

 委員から各団体へ、審査の過程での所感をまとめた「審査講評」を執筆します。時には50ページにも及ぶこの講評を通して、良かったところ・悪かったところを伝え、来年の文化祭へ向けた改善を促します。

5. 終わりに

 審査の仕事は、文化祭当日に来校者の皆さんの目に見える形では現れません。一見、内部で表彰をしているだけの「身内」な組織のように感じられます。

 しかし、団体を公正に評価し、賞と審査講評を通してその評価を伝えることで、「次世代の文化祭の質を向上させる」、という形で文化祭に貢献しています。

 皆さんがより楽しめるような文化祭づくりに繋がるよう、今年も公正な審査に努めてまいります。

 さて、次回の部門紹介は「器材部門」です。まだ記事が書けていないようなのですが、果たして大丈夫でしょうか…?お楽しみに!